ご当地イチオシの農産物と出会おう!With JAタウン

手塩にかけて育てたからこそ、たくさんの人に知ってほしい…。ご当地ならではの希少な農産物を、おいしいレシピや生産者の想いと共にお届けします。

今月のイチオシ農産物 スーパーフルーツトマト(茨城県) 大玉で高糖度が魅力

甘さも味の濃さもまさにスーパー級! 研究の末に誕生した桁違いの美味しさ

大玉でありながら、糖度は9度と甘く濃厚な味わい。「スーパーフルーツトマト」という名が語るように、常識を超えたこのトマト。一般的なフルーツトマトといえば小玉ですが、「常識を打ち破りたい」との想いから茨城県のNKKアグリドリームが長年の研究を経て誕生させました。研究の末にたどり着いた栽培方法もまたスーパー級。通常なら約60日、木に実をならしておくところを約100日にすることで甘みとうま味が増し、大玉に育ちます。さらに糖度を高めるため水分量を見極め、すべてのトマトに日光が当たるよう1個ずつ手作業で向きを調節。こうしたトマトへの愛情が美味しさの秘密なのです。

ご当地イチオシレシピ

キムチとあわせてうまみがアップ!

スーパーフルーツトマトのキムチサラダ

材料(2人分)
  • スーパーフルーツトマト
    (ヘタを取ったもの)
    3個
  • 万能ねぎ
    (小口切りにしたもの)
    適量
  • ■A
    • キムチ
      (粗みじん切りにしたもの)
      70g
      ごま油
      大さじ2
      たまねぎ
      (みじん切りにしたもの)
      大さじ1と1/2
      しょうゆ
      小さじ1
      大さじ1/2
作り方
  1. 1 トマトは半分に切り、1cm厚さにスライスして、器に並べる。
  2. 2 Aをボウルに混ぜ、1の上にかけ、万能ねぎを散らす。

トマトソースのような濃厚な味わいが楽しめる

スーパーフルーツトマトのまるごと炊き込みご飯

材料(2人分)
  • スーパーフルーツトマト
    (ヘタを取って、皮に十字に切り込みを入れておく)
    3個
  • 2合
  • ベーコン
    (粗みじん切りにしたもの)
    1枚(18g)
  • バター
    10g
  • パセリ
    (みじん切りにしたもの)
    適量
  • コショウ
    適量
  • 粉チーズ
    適量
  • ■A
    • コンソメ顆粒
      小さじ1
      小さじ1/4
      350cc
作り方
  1. 1 米は洗って、ざるで水気をきっておく。
  2. 2 鍋に米を入れ、Aを入れて混ぜ、ベーコンを入れ、トマトをヘタが付いていたほうを下に向けて入れ、中火にかける。沸騰したら、火を少し弱めて10分ほど炊き、火を止めてからさらに10分ほど蒸らす。
  3. 3 炊き上がったら、2にバターをのせ、パセリとコショウを加えて混ぜ、器に盛り、お好みで粉チーズをふる。

まずはそのまま生で味わって!火を通せば驚くほど甘みが増します

甘みと濃厚さを堪能するなら、やはり生がベスト。果肉が緻密でゼリー状の部分が少なく、輪切りにすると美味しさが際立ちます。火を通せば甘みがさらに増すのも特長のひとつ。生産者のおすすめはパスタソースにしたり、オリーブオイルやチーズをかけてオーブン焼きにするなど素材を生かした食べ方。また、味が濃い食材と組み合わせてもトマトが負けないのも魅力。スライスしてキムチをのせ、ごま油をかければ贅沢な一品に仕上がります。保存方法は常温、冷蔵、冷凍のどれでもOK。直射日光を当てずに数日間常温で追熟させると、酸味が抜けて甘みがぐっと強くなります。

α-カロテンは通常のトマトの6倍以上 リコピンやカリウムもたっぷり摂れる

宝石のようにツヤツヤと美しく実ったスーパーフルーツトマトは収穫後、独自に開発した選果機で糖度と形状をチェック。この作業により、安定した糖度やサイズが保たれた状態で出荷することができます。また、抗酸化作用を持つカロテンなどの成分がふんだんに含まれているのもこのトマトの素晴らしさ。通常のトマトに比べてα-カロテンは6倍以上、β-カロテンは2倍近く含まれており、リコピン、ビタミンAの主成分であるレチノール、カリウムなどもたっぷり入っているので、健康のためにもぜひ美味しく摂りたいものですね。

生産者の声

一度食べたらとりこになりますよ! 農事組合法人新桜川グリーンファーム 倉持 丞汰さん

「美味しいトマトをもっと広めたい!」。そんな熱い想いを胸に秘め、日々スーパーフルーツトマトと向き合っている倉持さん。入社して半年足らずですが、現在はハウス管理の仕事を一任されています。「9月に苗を定植して翌年2~6月の収穫期までハウスで育てます。虫の侵入を防いだり、日光や水の量をこまめに調節したりなど、ここで働く人たちの工夫と努力が実を結ぶよう、きちんと管理することが僕の仕事です。毎日すべてのトマトを最高の状態にしておくのは大変ですが、できるだけ農薬を減らし、安心して食べていただきたいと思っています。感動する美味しさなので、ぜひ一度食べてみてください!」

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