ご当地イチオシの農産物と出会おう!With JAタウン

手塩にかけて育てたからこそ、たくさんの人に知って、味わってほしい…。ご当地ならではの希少な農産物を、美味しいレシピや生産者の想いと共にお届けします。

今月のイチオシ農産物 ほんまもん淡路島たまねぎ(兵庫県) 大事に育てられた、甘~い箱入り娘

つるりと白い肌のべっぴんさん! 甘くみずみずしい淡路島のたまねぎ

大きくて丸い見た目の「ほんまもん淡路島たまねぎ」。そのおいしさの秘密は、淡路島の土壌にあります。島ではたまねぎ栽培が始まる前から畜産業が盛んだったことから、牛糞が和泉砂岩と呼ばれる砂と程よく混ざり合い、栄養たっぷりの土を育てたそう。さらに、海風がよく届くことで、湿気を嫌うたまねぎをすくすくと成長させるといいます。たまねぎにとってストレスが少ない環境が、驚くほどの甘みを蓄えたたまねぎを育てます。

ご当地イチオシレシピ

揚げ物なのに罪悪感ナシ!

ほんまもん淡路島たまねぎカツ 2種のソースを添えて

材料(2人分)
  • ほんまもん淡路島たまねぎ
    2個(300g)
  • パン粉
    適量
  • サラダ油
    適量
  • ■A
    • 小麦粉
      40g
      1個
      大さじ2
      ニンニク
      (おろしたもの)
      小さじ1と1/2
      塩、コショウ
      各適量
■B
  • マヨネーズ
    大さじ4

    (半熟にゆでたもの)
    1個
    牛乳
    大さじ1
    パセリ
    (みじん切りにしたもの)
    大さじ1/2
■C
  • 中濃ソース
    大さじ3
    みそ
    大さじ1
    粒マスタード
    小さじ2
    大さじ1/2
作り方
  1. 1 たまねぎは皮をむき、2cm厚さの輪切りにして、外から中心に向かって楊枝をさしておく。
  2. 2 Aをボウルに混ぜ、1をくぐらせてパン粉をまぶし、中温の油で6分ほどカリッとなるまで揚げて、器に盛る。
  3. 3 BとCをそれぞれ混ぜ、2に添える。

たまねぎの甘さを堪能できる

ほんまもん淡路島たまねぎ まるごとスープ

材料(2杯分)
  • ほんまもん淡路島たまねぎ
    2個(300g)
  • 粉チーズ、パセリ
    (みじん切りにしたもの)
    各適量
  • ■A
    • 300cc
      ローリエ
      1枚
      コンソメ(顆粒)
      小さじ1
      しょうゆ
      小さじ1
      適量
作り方
  1. 1 たまねぎは皮をむき、頭のほうから半分くらいまでの深さに十字に切り込みを入れる。
  2. 2 1を耐熱皿に乗せ、ラップをかけて600wの電子レンジで6分加熱する。
  3. 3 Aを鍋に入れて、2を加えて中火で3分煮る。
  4. 4 3を器に盛り、粉チーズとパセリをふる。

スライスして3時間で甘みがアップ!? おいしさと栄養まるごといただきま~す

「ほんまもん淡路島たまねぎ」はまずは生で召し上がってみてください。スライスしてラップをかけ、3時間ほど置くことで糖度が上がり、甘みをより深く堪能できます。しかも、血液をサラサラにする効果があると言われる成分の硫化アリルをはじめ、水に流れやすい栄養素をそのまま食べられるのは栄養面でも魅力的!さらに、ポリフェノールの一種で抗酸化作用のあるケルセチンは油と一緒に摂ることで吸収率が上がるので、スライス玉ねぎをドレッシングやマヨネーズで和えたり、ごま油を使ってナムルのような味付けにして食べるのもおすすめです。

生産者の声

まずは生で食うてみて!! 美菜恋来屋出荷者協議会会長 船本 泰生さん

「普通のたまねぎとは生で食べたときの甘みが全然違うと思いますよ!」と話すのは、定年を期に農家を継いだという船本さん。船本さんの畑にお邪魔すると、高く盛った畝に青々とした玉ねぎの葉がきれいに並んでいます。「畝を高く作るのは大変ですが、水捌けがよくなって根腐れしづらくなるんです。切ってみると、1枚1枚のたまねぎの層がしっかりと厚いのがわかりますよ。特に新たまねぎは、実が柔らかく機械作業できない部分もあるので、手作業で大事に収穫しています。この時期だけの味覚なので、ぜひ味わっていただきたいです」

ご当地リポート 兵庫県南あわじ市

淡路島に春を告げる一大イベントと言えば、淡路だんじり祭りです。南あわじ市の各地区のだんじりが集結し、「チョーサジャ!」の掛け声で場を盛り上げます。コロナ禍での中止を余儀なくされ、今年は3年ぶりとなる開催。伝統を受け継いでいく地域がひとつになって、伝統を受け継いでいくべく取り組んでいるといいます。また、南あわじで生まれた伝統芸能・淡路人形浄瑠璃は500年以上の歴史をもち、淡路人形座にて20近い演目が日々上演されています。脈々と続く淡路島の文化を感じに、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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